ここでは日本のゲームやアニメ、ドラマで使われているサウンドトラックについて注目してみます。こちらの記事は、私が全文書きました。前回に引き続き、三角の記号がついている部分をクリックすると曲を聴くことができます。
二ノ国(2010)
『二ノ国 漆黒の魔導士』は、2010年12月9日に発売されたニンテンドーDS用RPG。レベルファイブが開発し、スタジオジブリが制作協力している。音楽は久石譲が担当。オーケストラによる演奏はとても壮大である。東京フィルハーモニー交響楽団による演奏は迫力がありながらも、感情豊かな表現を楽しめるのが特徴。ゲームの中でも楽器を用いたクエストがあったり、そこからエリアBGMに繋がったりして、まるで曲に参加しているような場面もある。
フィールドを歩く際に流れているBGM。序盤の笛や華やかなトランペットの音色、ホルンの豊かなサウンドは私たちを主人公の冒険へと引き込んでくる。
トリック(2000~2014)
「トリック」は、テレビ朝日系列で放送された日本のミステリーコメディドラマシリーズ。主に、自称天才マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)と、物理学教授の上田次郎(阿部寛)が、超常現象や奇怪な事件に隠されたトリックを解明していくストーリーが展開される。独特の雰囲気を演出する楽曲:辻陽が作曲した「Mystic Antique」というオープニングテーマは、ドラマの神秘的でコミカルな雰囲気を見事に表現している。当時絶大な人気を誇っていた鬼束ちひろが歌う「月光」などの主題歌が、ドラマの世界観を深めている。サウンドトラックには、様々な感情を引き出す曲が収録されている。「曲を聴けばあのシーンが蘇る」と評されるほど、印象的な楽曲が多く含まれている。
①この曲は、ドラマの中で最も有名なテーマ。その他にも、推理中のBGMも独特な雰囲気があり面白い。
②上のテーマもいいけれど、②の曲が個人的にはトリックらしいオカルトな雰囲気だと思う。
怪盗グルーのミニオン超変身 より Pharrell Williams – Double Life(2024)
double Lifeの歌詞は、二重生活を送る人物の葛藤と緊張感を表現している。歌詞は「何を隠しているの?」と問いかけ、プライバシーと秘密の存在を示唆している。「コインのように二つの顔」という表現で、人物の二面性を強調。映画の主人公と通ずる意味を持った歌詞が他にも多く登場し、劇中で流れている曲も意味ありげに採用されているものもある。とても子供向けの映画とは思えないようなセンスのBGMは、一緒に観ている大人の興味を引くだろう。
↓このサイトには、劇中で流れていた曲が全て載っているので、ぜひご覧ください。
https://murphsmovieworld.com/despicableme4-soundtrack
ベースラインがたまりません。コード進行もおしゃれ
ダンダダン(2024)
ストーリーは、幽霊を信じるモモと宇宙人を信じるオカルンが、互いの信念を証明するために心霊スポットとUFOスポットを訪れることから始まる。そこで彼らは予想外の怪奇現象に遭遇し、超常的な力を覚醒させながら、様々な宇宙人や幽霊と戦っていく。
近年のアニメは、BGMまですごくこだわっているのがわかります!もちろん、昔のアニメの音楽も中毒性が高いですよね。
イカゲーム(2023~2024)
シーズン2では、ゲームの残酷さだけでなく、参加者間の複雑な関係性や社会の分断を反映したテーマが深く掘り下げられている。今回紹介する曲は、「五人六脚 近代五種」というゲーム内で使われている曲である。走路上に配置された5種類の伝統的な遊びをクリアする必要があり、時間内にクリアできなかった場合、チーム全員が即死となる。セットデザインは、子供時代の懐かしさと残酷な現実を対比させた独特なもので、「子どもの頃の楽しい」イメージとは対照的な、残酷な現実が表現されている。そこもまたこのドラマの良さでもあると思う。
コミカルな曲調とストーリーのギャップで風邪をひきそうです。
いかがでしたか。この記事を通して誰かの視点を新たに広げられたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。