皆さんは映画を見ることが好きですか?
私は映画を見ることはもちろん、観た映画で流れているBGMを聴くことが好きです。
そこで今回は、私の好きな映画のサントラや主題歌についてまとめてみました。(内容の解説もあり)
ちなみにサントラとはサウンドトラックのことで、映画やテレビ番組などのビジュアルメディアに合わせて制作される音楽や音声全体を指します。映像の感動を深め、物語を豊かにする役割を果たします。
なかには少しマニアックなものもあります。特に聴いてほしい曲にはリンクをつけていますので、動画を視聴する際は音量に気をつけてください。
(ちなみに右に表示されている画像は、お気に入りの映画や、時間の都合で紹介できなかったものの画像です。)
『フラッシュ・ゴードン(原題:Flash Gordon)』(1980)
アレックス・レイモンドの伝説的新聞連載漫画が基になっている、わざとらしく滑稽なスペース・オペラが『フラッシュ・ゴードン』だ。しかしそのサウンドトラックは、大成功を収めた。ロックの神様クイーンは、『スター・ウォーズ』に挑戦するつもりで制作されたこの映画に対し、手を抜くことなく見事な演奏を行なった。結局、この音楽は映画よりも遥かに優れており、ロック・バンドが書いた映画音楽の傑作として今日でも知られる。
CMでも使われていたので、知っている人もいるかも。ここをクリックすると、音源を聴くことができます。
『タイタニック(原題:Titanic)』(1997)
ジェームズ・ホーナーのスコアは、この映画そのものだ。大きく、漂い、衝突し、浮かび上がり、海の真ん中で凍え死ぬ。待てよ…ネタバレだ…今の最後の一言は消そう。ジェームズ・ホーナーはなかなか大したものだ、この傑作映画の音楽を誰に頼めば良いか、しっかり把握していたジェームズ・キャメロン然り。
ゴッドファーザー PartⅡ(原題:The Godfather Part II)』(1974)
オリジナルの『ゴッドファーザー』の延長線上にあるが、しかし単なる繰り返しではない素敵な物語と音楽だ。ニーノ・ロータが作曲し、カーマイン・コッポラが指揮した『ゴッドファーザー PartⅡ』のスコアは前作同様、聴き手を世紀の変わり目頃のイタリアとニューヨークへと上手く誘うことに成功している。ハリウッドを代表する他の映画音楽と肩を並べる、ひとつの作品としても実にお見事だ(特にPart1のアイコニックなサウンドトラックの後に発表された作品であることを考えると…)。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー(原題:Back To The Future)』(1985)
史上最高の映画スコアと、肩を並べるに相応しいサウンドトラックか否かを知るには、この簡単なセリフを思い出すだけで良い…。“道? 今から行くところに道などいらない”。さあ聴こえてきたかな? 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のスコアで、アラン・シルヴェストリはジャズ・パーカッショニストからオーケストラ音楽の偉人になり、そのキャリアが一変した。
『ジョーズ(原題:Jaws)』(1975)
誰もが知っていて、泳いでいる時に絶対に聴きたくない、この代表作でジョン・ウィリアムズが成し遂げたことは素晴らし過ぎるとしか言いようがない。音ふたつ、繰り返される。近づいているかのように、それがどんどん大きくなっていき、そして…そう、サメに食われてしまう。比喩的に言うとだが。
『レイダース/失われたアーク(原題:Raiders Of The Lost Ark)』(1981)
この欄にジョン・ウィリアムズが他の作曲家よりも多く登場するのは(計8回)、偶然のことではない。インディアナ・ジョーンズ博士初の冒険に寄せられた、彼のワクワクするようなスコアを聴いていると、フェルト製の中折れ帽を被り、鞭を手に取りナチスをやっつけたくなるだろう。ジョン・ウィリアムズは彼のミューズであるジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグと再び組み、映画界を代表するアイコニックなヒーロー達の永遠のテーマ曲を創作する任務に就いた。その結果、一瞬にして惹きつけられ、次の瞬間ゾッとさせられるような大胆なサウンドトラックが誕生したのだ。
Dreamgirls (2006)
60年代のデトロイトからスタートした、夢見る女性コーラス三人組の成功と挫折の物語「ドリーム・ガールズ」のサウンドトラック。主題歌はこの映画の主役のひとり、ビヨンセの歌う「リッスン」。そのほか、トップ・エンターテイナーによる珠玉のパフォーマンスが収録されている。
この映画、矢島美容室の元ネタなんだろうぁ…
力強い歌声が特徴な、この曲もハマります
シン・ゴジラ 劇伴音楽集 (2016)
爆発的に大ヒットし多くの興業収入を叩き出した映画「シン・ゴジラ」のサントラ。音楽面でも話題となり、第58回日本レコード大賞では特別賞を受賞。映画使用テイクをそのまま編成しているので、限りなく忠実に音源が収録されている。
Saturday Night Fever (The Original Movie Soundtrack)(1977)
爆発的ヒットを記録した歴史的ディスコ・ムーヴィーのサウンドトラック。「ステイン・アライヴ」「愛はきらめきの中に」「恋のナイト・フィーバー」など、ビー・ジーズによる必殺のディスコ・チューンを中心に、クール&ザ・ギャング、KC&ザ・サンシャイン・バンド他、シーンを代表するアーティストの楽曲を散りばめたサウンドトラック盤は、当時映画同様の特大ヒットを記録。ビルボード24週連続1位、全世界で4,000万枚のセールスといった驚異的な数字を叩きだし、グラミー賞最優秀アルバム賞も獲得した。
ダンスシーンもおまけにどうぞ
Bohemian Rhapsody(2018)
私の映画人生を変えた映画。
タイトル曲の「ボヘミアン・ラプソディ」ほかクイーンの代表曲ばかりを収めたベスト盤的な内容は、ロック史に残る不世出のバンドの魅力を分かりやすく伝えてくれる入門編として最適の1枚。オリジナルのスタジオ・ヴァージョンだけでなく、映画のシーンをドラマティックに盛り上げるライヴ・ヴァージョンも数多くフィーチャー。1985年7月13日のライヴ・エイドなど初めてオーディオ・フォーマット化された楽曲や、完全未発表となる1979年パリでの「ファット・ボトムド・ガールズ」といった貴重なトラックも収録。
映画を見る上で、この曲は外せません。
キングスマンより「free bird(Lynyrd Skynyrd)」
映画は、特に教会での戦闘シーンなど、過激でスタイリッシュなアクションが特徴。360度回転するカメラワークが臨場感を生み出し、観客を引き込む演出が施されている。傘を使ったバトルやファッショナブルなスパイ道具が登場し、他のスパイ映画とは一線を画す独自の魅力がある。映画はほとんどノンストップで進行し、観客を飽きさせないテンポ感があり、アクションとコメディの要素が絶妙に組み合わさった作品だ。
戦闘シーンと曲がマッチしていて、爽快です。
operation fortune(2023)
『オペレーション・フォーチュン』は、イギリス製のスパイアクションコメディ映画。
MI6のエージェント、オーソン・フォーチュンは、100億ドルで闇取引される「ハンドル」と呼ばれる最高機密の装置を追跡・回収するミッションを受ける。彼は、コーディネーターのネイサン、天才ハッカーのサラ、スナイパーのJJ、そして映画スターのダニーからなる即席チームを率いて行動します。まとめると、脳死で見れるアクション映画です。
映画の空気感ととてもマッチしているこのテーマ、大好きです。
2番目に紹介した曲は、ネイサン(金髪でグラサンかけてる方)が歩きだすとそれに合わせて曲が始まります。BGMの使い方までこだわりがすごい。
戦場のメリークリスマス(1983)
シンセサイザーを使用した革新的なサウンドになっている。東洋的な音階と西洋の古典音楽のメロディー進行を融合し、穏やかで静寂なメロディーが特徴である。3/4拍子と12/8拍子が同時に奏でられる複雑な構造にもなっている。坂本龍一は、この曲で「東洋から見ても、西洋から見ても、どこでもないどこか」と「古代であり、現代であり、いつでもない時間」を表現しようとした。曲名の「Merry Christmas, Mr. Lawrence」は、映画内で日本軍軍曹が捕虜のロレンス中佐に声をかける言葉から取られており、極限状態での人と人のつながりや友情を象徴している。
解説を踏まえ、実際に聞いてみましょう。
いかがでしたか。次の投稿では、アニメやゲームでのサウンドトラックを紹介します。
次の記事では、ゲームやアニメのサントラを集めてみました。ぜひご覧ください。